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幸福ニュース(しあわせニュース)第688号
2016年6月15日
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*3つの質問で人生が変わる心理療法『内観』研修!
(A)6月24日15時~30日15時、
(B)7月21日15時~27日15時、
一日内観や自宅で行うEメール内観はお申し込みにより随時開催
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「仕事、家庭、道場」
内観を知ったのは、大阪の東横イン日本橋に宿泊した時に、部屋に置いてあった『内観の勧め』という本を見てである。
何故か気になって数ページ読み進めたが、その後外出し、途中までしか読まなかった。昨年11月の話だ。
後日気になって、インターネットで調べると、その本は見つからなかったが、『自分が源泉』という本が紹介されており、購読した。その内容に感銘を受け、その心持で日々を過ごしているつもりだが、なかなか上手くいかなかった。
仕事の事、家庭の事、柔道道場の事で思うようにいかない自分を変えたいという思いがつのっていた。
会社の制度で、長年勤続者に与えられる1週間の休暇があるが、特に休んでやりたい事もなく、取得リミットが迫りつつある中で、ふと内観のことを思い出し調べてみた。するとちょうどこの休暇をあてれば、1週間の集中内観ができることが分かり、タイミングといい、直感で受けてみようと決めた。
このことは誰にも話さず、妻にも当日「ここに行ってくる」と告げたのみでやって来た。
私は昔の記憶が乏しかったので、内観要項のアドバイスに従って、内観がしやすいように、ここに来る前日、実家に寄り、昔のアルバムを見て、また、親から私の子供の頃の話や、親の想い、気持ちを聞いておいた。
半信半疑で始まった内観の初日は、やり方がつかめなかった。2日目に入り、テープを聞き、内観を深めるコツの記事を読んで、おぼろげながらに分かるようになってきた。
そのころ、1回目の母が終わり、父に対する内観の途中だった。単純に3つの質問、して頂いた事、してあげた事、迷惑かけた事を考えていると、今まで思いもしなかった父の気持ちを知る事になった。
また、自分がきっかけで、父の自尊心を傷つけ、父を非難し続け、自分の先入観で「情けない父親像」を作り上げていたことに気付いた。
次に妻に対する内観の1回目に入ったが、「して頂いた事」「迷惑かけた事」を観ると、情けなくて涙が流れた。
また、嘘と盗みも人に話すことは初めてで、ちゅうちょする内容だが、大山先生には自然と話せた。話すことで罪はなくならないが、心の引っ掛かりからは降ろせた気がする。
母への内観の2巡目では、本当に親の愛を感じ、自分がこだわっていたのは、まさかの、「田舎に住んだ」という、どうでもよいことだと気付き、驚いた。
まさかと思い、そのことを取り除いて父母のことを思うと、全く感謝しか出てこなかった。
妻の2巡目では、27才頃の不信感や、結婚前の不信感が引っかかっていることが分かった。
その頃を内観する中で、その不信感を持ちながら、無理して迷惑かけたことを考えている自分に気付いた。
また、テープで息子に対する父親の内観を聴き、「あそこまで自分を卑下することが自分の幸せにつながるのか?」という疑問と重なり、苦しくなった。大山先生に素直にお話しし、疑問を解いてから、その後の内観に進んだ。
妻の2巡目を終えると、なんとその不信感は全く無くなり、申し訳ない気持ちで一杯になっていた。
そうして、妻の父母に対する内観を経て、自分の最大の罪は、妻を雑に扱い、幸せに出来ていないことだと気づくことができた。
関係ないように思えても、その心が仕事、家庭、道場のうまくいかない根本原因だと思えた。
そして、最終日の残り2回の面接を終えた時、遅かったが、今の自分の人に対する不満、不信感が全くなくなっている事に気付き、大変すがすがしい気持ちになった。「これが内観か!!」と感じた。
その後の残り1回の内観は、非常に素直に取り組め、涙が流れた。
今回の経験は私の人生にとって、かけがえのないものでした。自分の直感を信じて本当に良かった。
最後に、今回最初から最後までサポートして頂きました大山真弘先生には、深く御礼申し上げます。こんな私をお導き下さいまして、心より感謝致します。
また、お参りや廊下などでお会いした時にお声をかけて頂きましたご住職様、毎日、大変美味いお料理を出して頂いた職員の皆様に心より御礼申し上げます。
この先は私次第です。妻を幸せにし、いつか一緒に再び来山できるよう、先ず人生計画に書いた一番目を実行したいと思います。多謝
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*心の温泉でリフレッシュ!人生が楽しくなる内観(心理療法)!
パリ大学の心理学部長も推薦する『内観セラピー』!
日本野球代表監督小久保氏も3回体験!
内観研修で人生をリフレッシュ、悩み解消!
集中内観、Eメール内観、一日内観を選べます。
*日本内観研修所協会ホームページ
内観テープを一部聞くことが出来ます。
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【坂村真民詩集】
「希 望」
漫然と生きているのが
一番いけない
人間何か希望を持たねばならぬ
希望は小さくてもよい
自分独自のものであれば
必ずいつか
それが光ってくる
そして
その人を助けるのだ
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【名 言 集】
むさぼりといかりと愚かさという三つの毒に満ちている自分自身の心を信じてはならない。自分の心をほしいままにしてはならない。心をおさえ欲のままに走らないように努めなければならない。(四十二章経)
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*一年で一番大事な六月大祭が無事終わりました。いよいよ内観研修所協会総会です。地震被災者への支援活動は続けております。(にこにこ和尚)
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幸福ニュース第686号「受け取り方次第」
幸福ニュース(しあわせニュース)第685号
2016年6月1日
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*3つの質問で人生が変わる心理療法『内観』研修!
6月24日15時~30日15時、蓮華院誕生寺本院で開催。
一日内観や自宅で行うEメール内観はお申し込みで随時開催。
*6月12日・13日「6月大祭と龍火下り」
http://rengein.jp/event/detail.php?id=20160503114016
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「受け取り方次第」
私は以前から内観に興味を持っていて、内観研修に行きたいと思っていたのですが、仕事を1週間休むことがなかなかできず、参加できないまま時が過ぎていきました。
今回1週間の休みを取ることが出来、思い切って参加させて頂いたのですが、内観研修を受けることが出来て本当に良かったです。
初日は記憶を思い起こすのでやっとで、「私も変わることが出来るのかな?」と思っていました。でも、日が経つにつれ、思い出すエピソードも色々出て来て、いろんな気付きも出てきました。
多分、今回のような機会がなければ、思い出さなかったような小さなエピソードを思い出したり、これまでではなかったような気付きをさせて頂くことが出来ました。
一番大きかった気付きは、過去にマイナスの意味づけをして、「かわいそうな私」を自分で作っていたんだな-----」ということです。
私は今まで「育った環境のせいでこんな風になった」「私はやりたいことをさせてもらえず窮屈だった」「もっと伸び伸びしたかった」と、周りの人達によって傷つけられたと、現在の状況を周りの人達のせいにして責めていました。
そして、自分で自分を「傷ついた可愛そうな人」にして、どんどんふくらませていました。自分でそういう風に作り上げていたんだということに、内観したことによって気づかされました。
大山真弘先生が物事は「受け取り方次第」とおっしゃっていました。
自分の受け取り方、考え方次第で、私も「幸せな人」になれると思います。今までは、物事をマイナスに受け取ってクヨクヨしていましたが、これからはプラスに受け取るという考え方にしていきたいです。
内観を通して、自分がいかに自分勝手だったかということにも気づかされました。私は「価値観を押し付けられて窮屈だった」と自分がされた(と思っている)ことを拾い集めては、相手を責めていました。
でも、内観してみて、私も相当周りの人に自分の価値観を押し付けていたんだなあと、いうことに気付かされました。
価値観は人それぞれ違うので、私の価値観を押し付けられた人は、とても嫌な思いをしただろうと思います。
他者の価値観を尊重しつつ、自分の価値観を気付いていって、お互い理解できるような関係づくりを今後心がけていきたいです。
また、私は、家族に対して不平不満を言ったり、そうでなければ、仕事の愚痴等をこぼしたり等、聞いていて楽しくない話を沢山していたんだなあと反省しました。
振り返ってみると、約10年間くらい、電話をしては、聞く人が暗い気持ちになるようなことを長時間話していました。これからは、日常の色んな事に感謝し、楽しかったことや嬉しかったこと等、聞いていて明るい気持ちになるようなことを家族に話せるようになりたいです。
私は振り返ると、「こうあるべき」というものが多すぎる人間だったと思います。それを他者にも押し付けたり、自分自身がそれにとらわれてしまったりしていた気がします。
でも今は、「信念等の揺らがないものは持っておいて、それ以外はあまり『こうあるべき』でなくてもよいかな」と思っています。
大山先生のアドバイスで「適当に受け流す」ということを教えて頂きました。私はいろんなことにこだわり、「こうあるべき」が多すぎたのかもしれません。これからは、「こだわらず、かたよらず、とらわれすぎず」軽やかに伸び伸びと人生を楽しみたいです。
今回の内観で、私が家族にどれだけ沢山のことをしてもらっていたのか、また、私がどれだけ周囲の人を傷つけてきたのかに沢山気付かされました。
今後は、周りの人にして頂いた事に感謝し、物事を自分の視点だけでなく、相手の立場に立って、とらえていきたいと思います。
先生から、幸せに生きる考え方のコツを教えて頂いたり、私の困り事に対しての解決法をアドバイスして頂いたりしました。
今後、日常生活の中で内観を続け、先生から教えて頂いた事を実践していきたいです。
1週間大変お世話になりました。皆様には大変良くして頂き感謝しております。
お食事がとてもおいしく毎食楽しみにしておりました。お部屋まで運んで下さったり、さげて下さったり、ありがとうございました。
心身ともに癒され、沢山の気付きを頂いたこの内観研修に心から感謝しております。本当にありがとうございました。
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*心の温泉でリフレッシュ!人生が楽しくなる内観(心理療法)!
パリ大学の心理学部長も推薦する『内観セラピー』!
日本野球代表監督小久保氏も3回体験!
内観研修で人生をリフレッシュ、悩み解消!
集中内観、Eメール内観、一日内観を選べます。
*日本内観研修所協会ホームページ
内観テープを一部聞くことが出来ます。
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【坂村真民詩集】
「愛の包み」
嘆きも
悩みも
悲しみも
すっぽり
包んでくれる
愛の包みの
大きさ
広さ
美しさ
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【名 言 集】
我は迷いに導くものであり、仏性はさとりに至らせるものである。(大般涅槃経)
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*急に真夏になり、テントや避難所の地震被災者も大変です。皆様方も熱中症にご用心下さい。(にこにこ和尚)
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幸福ニュース第685号「経営者とうつ病」
幸福ニュース(しあわせニュース)第685号2016年5月25日
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*人生が楽しくなる心理療法『内観』研修!
6月24日15時~30日15時、蓮華院誕生寺本院で開催。
随時行うEメール内観や一日内観もあります。詳しくは下記を。
*「第27回子供の詩コンクール作品募集中」
http://rengein.jp/event/detail.php?id=20160507105620
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「経営者とうつ病」
素晴らしい7日間を誠にありがとうございました。
会社経営者という立場にありながら、うつ病と診断され、駆け込むようにして、関西よりこちらに参りました。自分と言う者を良く見定める事から、先ずは始めようと思い、内観に参りました。
最初に昨年亡くなった母の事が気がかりで、調べ始めました。
母には子供時代から大人になってまで、それこそ亡くなる直前まで、心配して頂き、お世話になったという気持ちを強く持っておりましたが、内観してみると、それどころではない事が分かりました。
すっかり忘れていた事が次々と出てまいりました。迷惑かけた事などは忘れていただけで、これ程までに有ったのかと、思わず涙があふれてしまいました。
母親の内観の時は、部屋で一人でおいおい泣いてしまいました。個室なので本当に良かったです。母親とは本当にすごいものだと改めて思わされました。
生まれてから幼少期の心配とお世話。社会に出ても、まだ若い子供に対する心配とお世話。
大人として一人立ちしても常に心配して下さいました。私も60才になるいいおやじで、従業員の生活をにない、国内外の取引先や仕入れ先とも渡り合う、自分では立派な大人だと思っておりました。
けれども、母はいつでも心配して下さり、旅立つ直前まで、「大丈夫なの?」と心配して下さいました。
今回初めての内観で思っていた以上の母の思いに気が付き、本当に良かったです。また、この7日間で母と再び会えたような嬉しい気持ちです。
また、父親への思いは、母へのものとは違うものでした。私の父親への思い出は、母をなぐるか、私をなぐるか怒鳴るか、いつもびくびくしていた思いしか、残っていませんでした。
そんな中で良く調べてみると、幼少期には毎週のようにデパートへ行き、私におもちゃを買ってくれたようでした。実際に沢山のおもちゃを持っていました。
良く調べてみると、私の幼い時代のどこかに、遊びに行った時の白黒の写真が沢山あったことを思い出しました。
学校に上がってから社会に出るまでに、どれだけのお金を惜しむことなく出してくれたか。内観で金額を割り出して驚きました。そこまで徹底的に最後まで面倒を見てくれていたことに、改めて気が付き驚きました。
2度目に父を調べた時に思いました。ここまで可愛がってくれた父が、私を憎んでどなりちらす訳はない。きっとその時その時に何かそうしてしまう理由があったのだと気づきました。
きっと母や私にも怒らせる原因があったのだと。それに気づくと、今まで思い込んでいたストーリーが全く違うものになってくる事に気が付きました。
父の死は寂しく悲しいものでした。内観でそれが分かり、一人で男泣きしました。「おやじ本当に申し訳ない。さぞ淋しかっただろう。残念だっただろう。」
両親はきっと気づいた私を見て喜んでくれていると信じます。そしてこれからは、妻の父と母と温かい時間を過ごそうと心に誓いました。
内観を知らなければ、一生このことに気が付かなかった訳ですから、それを思うと怖くなります。
63才になり、あとどの位生きるのか分かりませんが、これからの人生はもっと色々なことに気が付きながら、また内観をさせて頂いて、反省と感謝の出来る人間として、生涯を全うしたいと思っています。
内観者の私よりも大山真弘先生そしてスタッフの皆さんの方が、私たちの世話でよほど大変だったと思います。
毎日毎食あきない様に喜んでくれる様にと工夫して作って頂いたのが良く分かりました。大山先生も常に体調を気遣って下さり、また、朝早くから夜遅くまで、6人の内観者の相手は本当に大変だとお察し致しました。いつご飯を食べてるのか、趣味で息抜きする時間はあるのだろうかと。
帰りましたら家内にも勧めたいと思います。両親が健在のうちにと。そして、私もまた、この熊本に帰って来たいと思っております。
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*心の温泉でリフレッシュ!人生が楽しくなる内観(心理療法)!
パリ大学の心理学部長も推薦する『内観セラピー』!
日本野球代表監督小久保氏も3回体験!
内観研修で人生をリフレッシュ、悩み解消!
集中内観、Eメール内観、一日内観を選べます。
*日本内観研修所協会ホームページ
内観テープを一部聞くことが出来ます。
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【坂村真民詩集】
「本当の神」
神は死んだと言った人がいるが
それは本当の神ではなかったのだ
その人だけの神だったのだ
本当の神は
決して死ぬものではない
ふらふらするな
ぐらぐらするな
神はお前の心のなかに
気づくその時を
待っておられるのだ
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【名 言 集】
かなしいことが100回あって、
うれしいことが100回あって、
プラス・マイナス・ゼロ。
でもそれは、何もなかったゼロより、
同じゼロでも、ずっと意味のあるもの。
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*熊本地震被災者への配食を続けております。多くの方々からのご支援に感謝申し上げます。罹災証明書の発行が進み、早く仮設住宅が完成するといいですね。(にこにこ和尚)
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幸福ニュース第684号「なぜ母は否定する育て方を?」
*人生が楽しくなる心理療法『内観』研修!
6月24日15時~30日15時、蓮華院誕生寺本院で開催。
随時行うEメール内観や一日内観もあります。詳しくは下記を。
*「第27回子供の詩コンクール作品募集中」
http://rengein.jp/event/detail.php?id=20160507105620
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「なぜ母は否定する育て方を?」
内観研修を終えて大きな気付きを得ることが出来ました。
小さな頃から共働きで、あまり母に甘えたり、可愛がってもらってなく、むしろ、否定ばかりされて育ち、自分が病気で苦しんでいるのも、母のせいだと思っていました。
原因が全く母にないという訳ではありませんが、内観してみて、自分の受けた愛情の大きさに、ただただ驚きました。ただ気が付いていないだけで、ものすごく愛されていたのだなあと感じ、大山先生の言われた通り、光が広がれば闇はなくなりました。
これだけしてくれていた母に対して反抗したり、責め立てたりしていたことを情けなく思い、もし、母が亡くなった後にでも、このことに気付いたら、一生後悔して生活するところでした。母さん申し訳ありませんでした。
また祖母も小さい頃に両親を亡くしており、以前、祖母に聞いてた話だと祖母も幼い時によくトイレで泣いていたと言っていました。
母も自分と同じように否定されて育ったので、そのやり方しか知らなかったのだと気づきました。
そのやり方しか知らない中で、母なりに一生懸命育てて頂いたことに気付きました。大変申し訳ない気持ちになりました。
また、仕事をして忙しい中で、出来ることは何でもして下さっていました。ありがとうございました。母のそのエピソードの時の顔が思いだされて、目頭が熱くなることも時々ありました。
それから、父についてですが、小さな頃から本当に色々な事にチャレンジでき、また応援して頂いておりました。いつも子供たちのことを一番に考えてくれておりました。
特に勉強には万全の体制を整えてくれており、いくら感謝しても足りません。いつもやさしく接してくれていた父の姿を思い出し、とても幸せな気持ちになりました。
一番のエピソードは、僕が友人とキャンプに行く予定で、ちょうどその日に父の母が亡くなり、父はキャンプ場まで僕らを送ってくれる予定だったので、母が亡くなったのにもかかわらず、友人達とキャンプ場まで送り、その後母の元へ行きました。
自分の母親が亡くなっているので断ればよいのに、友人達が悲しむといけないからと、優先して送ってくれました。なんて子供思いの父なんだと、気が付きました。
普段から僕は父が大好きなのですが、改めて父の偉大さにびっくりして、尊敬の思いでいっぱいです。
姉に対してですが、普段からとても良くして頂いておりましたが、11年前に姉が結婚する2か月ほど前に、最初で最後の旅行に二人で行ったことがありました。
そのことを内観で思い出しておりましたが、何故二人での旅行に誘って頂いたのかが解らなかったのですが、姉も結婚していくので、もう弟の自分と旅行に行って下さったのだと思いました。
今思うと、自分の好きな場所で、姉はあまり興味関心はなかったと思います。しかし、姉にとっては、そんな事はどうでもよくて、弟の好きな場所へ文句も言わずに、付いてきて下さいました。
その場所が、ダライラマ法王様がいらした時の蓮華院誕生寺奥之院でした。今でもはっきりとお話しされていた姿を覚えています。ありがとうございました。
そしてまた今回、不思議なご縁がありまして、内観研修で本院にお世話になりました。朝のお参りの雰囲気、読経、副住職先生のお話が、大変印象に残っております。
また、大山先生がいつもやさしく接して頂いて、初めのうちは緊張していたのですが、すぐにリラックスして取り組むことができました。また大山先生の朝のお話はとても勉強になりました。今後に活かしてまいります。
大山先生、とってもチャーミングな笑顔をありがとうございました。また、おいしい食事を毎日ありがとうございました。
内観研修を終えまして、当初の目的は達成させて頂き、晴れやかな感謝の気持ちで家路につけて大変嬉しく思います。
あと、蓮華院誕生寺の名前の意味が少し解った気が致します。みなさんありがとうございました。
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*心の温泉でリフレッシュ!人生が楽しくなる内観(心理療法)!
パリ大学の心理学部長も推薦する『内観セラピー』!
日本野球代表監督小久保氏も3回体験!
内観研修で人生をリフレッシュ、悩み解消!
集中内観、Eメール内観、一日内観を選べます。
*日本内観研修所協会ホームページ
内観テープを一部聞くことが出来ます。
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【詩集】
「最大の力」
弱いわたしが
守られて
いまだに生きている
拙いわたしが
守られて
いまなお詩を書いている
ああ
守られているということが
わたしを今日あらしめている
最大の力だ
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【名 言 集】
ものの姿を見て、これに執着するのは、迷いの心を招く原因となる。もしも、ものの姿を見ても執着しないならば、はからいは起こらない。さとりは、このまことの道理を見て、はからいの心を離れることである。(りょう伽経)
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*熊本地震へのご支援をありがとうございました。当寺も熊本市東区を中心に現地での炊き出し活動を5月7日まで行いました。現在行われている避難所の統廃合の調査結果に基づき、来週から新しい支援活動を始める予定です。今後ともどうかご支援をよろしくお願い申し上げます。(にこにこ和尚)
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幸福ニュース第683号「家族だから迷惑かけて当たり前?」
*「熊本地震支援募金」
れんげ国際ボランティア会では支援金募金活動を行っております。
現在、熊本市東区中心に炊き出し活動中。
http://rengein.jp/notice/?id=20160418142353
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「家族だから迷惑かけて当たり前?」
今回の集中内観を行う動機は父に勧められたからで、決して強いものであったとは言えませんでした。
今、内観を終えた素直な感想は、この時期にこそ内観に出会えて本当に良かったという気持ちでいっぱいです。
先ず、母に対しての内観の話からさせて頂きます。母に大きな病気が発見されました。母は生来健康で、家族の誰しもがまだまだ母は健康でいるだろうと疑いもしていなかった為、非常に衝撃的でした。
そのような事があった為、父から内観についての説明を最初に聞いた時は、「なんだ、似たような事は、もう自分でもしているよ。こんなんの為に1週間も費やさなくてはならないのか」と、今から思えば書くのも恥ずかしい程、傲慢で自分勝手な考えでした。
どうせ人生で一度しかやらないからこそと、一応真面目に取り組んでおりましたが、先程述べた気持ちであった為、母に対する1回目の内観が終わっても、「新しい発見は特にないな。先生がおっしゃる気付きとは何の事なんだろう」と、とても内観とは言えない内容でした。
しかし、2度目の母に対する大学時代の自分を調べている時、大学時代に留年が決まった後、両親と3人で話す機会があったことを思い出しました。
その当時の自分は、話をするのさえ嫌々で、あげくの果てに、自分の不始末を棚に上げ、「俺も留年したくなかったよ。お金は働いてから返します」と反省をした気になっていました。
母が病気を患ったことで、この事について、「何故もっと早く気づかなかったのか?なんて自分は愚かなのだ」と、そこから母からの愛情を知り、母に対する態度や行動を改め始めました。
が、まだ解ったつもりだったのです。母の立場から考えるという事を、母になりきり、1日の生活をしてみて、そこに出てくる自分をのぞいてみたら、母は常に生まれてきてから今までずっと、自分に愛情を注いでいてくれたのです。
幼い頃犬に噛まれて大けがを負った時も、中学受験の時、朝早くから校門の前で、寒いからとホッカイロを自分に握らせ送り出してくれました。高校の時、反抗期だった自分にうざがられ、冷たく扱われながらも、何度も声をかけてくれました。
大学の時留年を繰り返し、言い訳を並べて一丁前に落ち込んでいる時も、常に母からの愛は、そこにあったのです。ただ、自分がそちらを向こうとせず、気付こうともせず、解ろうともしなかっただけでした。
「自分が母から本当にもらっていたのは、お金や時間ではなく、今も昔も変わらぬ愛情だったのです。」そうだと気付きもしない自分は、母の愛情をその心を、土足で踏みにじっていたのです。
そんな自分ですが、母に会ったらこう伝えたいです。「産んでくれてありがとう。沢山の愛でありがとう。母さんの子供で幸せです。」
次に父に対しての内観ですが、一番大変でした。内観をする前は仏頂面で、仕事が最優先、まともに話をしたのは何年前だろう、と接する機会が母に比べて格段に少なかったからです。
しかし、内観をして気付いたのです。「離れていったのは自分だったと。」
記憶をさかのぼればさかのぼる程、思い出される父は笑っていました。母親と口論している姿や、姉の中学校受験で気を張っている父を見て、怖いという一面だけで父を見ていたのです。
そのため、同じ家で暮らしていても、露骨に父を避けていた自分の行いに、父はひどく傷ついた事でしょう。自分はそんな事をした父からも変わらぬ愛を頂いていたのです。
浪人や留年を繰り返してきた自分には、多額のお金がかかっていました。その度に父は、自分に説教をして下さいました。しかし、自分はとってもうとましく思っていました。
内観して気が付いたのは、父は自分に帰る場所をつくっていてくれたのです。自分にかかる授業料はとても高額で、一般の家庭では到底払う事ができない額でした。
自分の留年という行為は、人生で取り返しのつかない過ちで、自分はどれだけ父からの愛を受けたかも解からず、さも当たり前のように消費していたのです。
今回の内観で初めて気付くという愚かな自分ですが、専門家として立派に父の仕事を継ぐことが、少しでも父へのお返しになるのではないかと考え、これからの日々を努力することを誓います。
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*心の温泉でリフレッシュ!人生が楽しくなる内観(心理療法)!
パリ大学の心理学部長も推薦する『内観セラピー』!
日本野球代表監督小久保氏も3回体験!
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集中内観、Eメール内観、一日内観を選べます。
*日本内観研修所協会ホームページ
内観テープを一部聞くことが出来ます。
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【詩集】
「てんわれを」
てんわれを
すてさるとも
ちちははは
すてたまわず
いくにんかのひと
またすてたまわず
それゆえ
われはいくるなり
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【名 言 集】
罪を憎んで人を憎まず、慈悲の心をもととして、罪を犯したものに、その罪を悔い改めさせるように仕向けるのである。(大薩遮尼けん子所説経)
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*熊本地震へのご支援をありがとうございました。当寺も熊本市東区を中心に
現地での炊き出しや救援活動を行っています。今後ともどうかご支援をよろしくお願い申し上げます。(にこにこ和尚)
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幸福ニュース第682号「姉の変化に驚き、妹も内観」
*「熊本地震支援募金」
れんげ国際ボランティア会では支援金募金活動を行っております。最初の活動として、現在、震源地の熊本県益城町で、炊き出し活動中です。
http://rengein.jp/notice/?id=20160418142353
*人生が楽しくなる心理療法『内観』研修!
5月16日15時~22日15時、蓮華院誕生寺本院で開催。
随時行うEメール内観や一日内観もあります。詳しくは下記をクリック!
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「姉の変化に驚き、妹も内観」
私はこの1週間の集中内観を通じて、一つの考えにとらわれない事の大切さを学びました。
私が最初に内観したのは、母に対する自分でした。母にして頂いた事は5万回を超える料理、掃除、洗濯などの家事、それから運動会や授業参観などの学校行事、あと、スキーやキャンプ、紅葉狩りなどの季節の変化を感じる事のできる場所に連れて行って頂いた事でした。
して返した事は、夏休みなどの長期休みに家事を手伝う事、それから肩もみや肩たたきをしてあげた事、受験が終わってからは料理をしてあげた事でした。
迷惑をかけた事は、よくけんかして母に暴言を吐いた事、それから、母を嫌ってコミュニケーションを取ろうとしなかったり、母に私が必要なものを買ってもらってばかりいた事でした。
私はこれらの客観的な事実を見て、最初はただ漠然と色んな事があったなあというくらいにしか考えていませんでした。
しかし、小学4年の夏にキャンプに行った際に、母が笑顔で微笑んでくれていた様子が、ふと頭に浮かんできて、あることに気が付きました。
それは、この膨大な数の事実の裏には、母の私に対する深い愛情があったということです。
まさに高校の現代文の授業で、小説は事実と感情がセットになっていると習った事と同じだと思いました。母の行動と私に対する愛情はセットだったのです。
私はただ単に、母は家事などをやらなければならないという義務感だけでこなしている。あるいは、プライドが高いから、「いい母親」でいるために頑張っているのだと思い込んでいました。
でも、内観をすると、出てくる数えきれないほど、私の為にしていただいた事実が、プライドだけで説明できるはずがありません。
私の目に欠けていたのは、「母の愛情」を読み取る心機能でした。そして、母の愛情をきちんと読み取っていくと、それは事実が積み重なっていくほどに、深く深くなって、そんな深い愛情に気付けなかった自分は、何てかたよったものの見方をしていたんだろうかと思いました。
そのうえ、して返した事は本当に少なくて、自分のことだけを考えて迷惑な事を沢山して、母を嫌ってひどい事を沢山していました。
それも、私が自分だけのことしか、いつも考えてなかったという事を示していました。
それに、当時の私は、相手の事を考えて行動したら、私がその人に負けるという考えだったので、母に対する思いやりは、わずかにしか持っていませんでした。
しかし、内観をして、自分を客観視しても、勝ち負けなどという考えは全く問題にはならず、逆に自分がいかに愛されていたのかを思い知って、感謝の念がわいてきたのです。
私がこれまで、幸せの基準は勝ち負けだとばかり考えていたことは、とてもかたよったバランスの悪い考えでした。
内観をして感謝の気持ちを持って、人に優しくするという考えだって、幸せの要因になり得るということを学びました。1週間ありがとうございました。
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*心の温泉でリフレッシュ!人生が楽しくなる内観(心理療法)!
パリ大学の心理学部長も推薦する『内観セラピー』!
日本野球代表監督小久保氏も3回体験!
内観研修で人生をリフレッシュ、悩み解消!
集中内観、Eメール内観、一日内観を選べます。
*日本内観研修所協会ホームページ
内観テープを一部聞くことが出来ます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【詩集】
「豁然(かつぜん)」
心にひっかかっていたものを
やっと断ち切ることができ
豁然となった
もうグラグラもせぬ
ウコサベンもせぬ
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【名 言 集】
すべてのものは、みな心を先とし、心を主人とし、心から成っている。汚れた心でものを言い、また身で行うと、苦しみがその人に従うのは、ちょうどひく牛に車が従うようなものである。(法句経)
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*熊本大地震へのお見舞いをありがとうございました。当寺も現地での炊き出しを行っています。(にこにこ和尚)
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幸福ニュース第681号「弟よ悪かった」
*人生が楽しくなる心理療法『内観』研修!
4月10日15時~16日15時、
蓮華院誕生寺本院で開催。随時行うEメール内観や一日内観もあります。
詳しくは下記をクリック!
*平野喜幸氏講演会「学校を建てる男」
4月15日(金)18時半~20時、玉名市民会館で、無料
http://rengein.jp/event/detail.php?id=20160321141713
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「弟よ悪かった」
私は大学院の試験勉強で心理療法「内観」を知りました。
その時既に、親との関係がこじれておりましたが、同時に、親との関係を早い段階で修復しなければならないこと、また、自分の人格に少なからず困難を抱えていることを、自分でも解っておりました。
従って、内観の概要を学んだ時、「これだ!」と思い、申し込みました。
実際に内観を始めてみたところ、当初自分が思い描いていたようにはいかなかったのが、正直な感想です。
母について考えておりましても、何やら余計な雑念が入り混じり、母に集中できませんでした。自分の中でずっと許せないでいた母との出来事に関しましても、やはり許すことができないままで、自分がちゃんと内観できているのか、自分は悪い内観者ではなかろうかとか、そのような、内観とは関係のない事まで頭をもたげる始末で、どうにもなりませんでした。
しかしながら、日が経ち、母親、父親、嘘と盗み、そして2回目の母親の内観に差し掛かった頃に、自分の中に長年深く根差していた誤った認知がようやく変わり始めました。
母に対する感謝の念や、自分がいつも母にしてもらうばかりで、自分から母にはこれと言ってお返しもしていない事や、無責任な行動をとったり、暴言を吐いたりして、母の気をもませていたにも関わらず、何一つ反省もしていなかったことに気が付かせて頂きました。
先述の母を許せなかった一件につきましても、あの気丈で我慢強い母を、自分がそこまで追い詰めてしまったのだと、考え方を変えることが出来ました。
原因は、私が数年にわたり毎日のように弟をいじめ倒していたことで、それは母が私ではなく、弟ばかりを愛しているからだという私の深い思い込みに基づいておりました。
しかし、実は、それは全くの私の誤解でした。思い起こせば、母は私のことを愛してくれていましたし、私が学校に行かない時、勉強をしない時、友人関係がうまくいかない時など、私の事を一番気にかけてくれていたのは、間違いなく母でした。
そのような足元の事実を見落とし、母を自分から奪った存在として、弟をいじめました。弟には大変すまなかったと思います。
母はもちろん弟にも改めて頭を下げ、駄目な兄であったことを詫び、今でも自分を兄と呼んでくれることにお礼を言いたいです。
一方、父は、私の幼少期の頃から今日まで、暴君であり続けました。ささいな事で激怒し、自分の気に入らないことは力ずくで押さえつけようとするのが、常の人でした。
小さい頃から私は、父のような人間にだけはならない、早く父の居ない所に住みたいと、考え続けておりました。しかしながら、これも内観を通じて、多くの事に気が付かせて頂きました。
まず、今日の私があるのは、間違いなく父のお陰です。幼稚園から大学まで、学費の面で、私が何一つ心配をせずに通えたのは、父が耐えに耐え続けて仕事をし、家にお金を入れてくれたからこそです。
概算をしたら、私だけで3千万円近い金額がかかっていました。私は3兄弟ですので、3人で一億円近い金がかかっており、改めて父の偉大さを、この金額を通じて思い知らされました。
次に激怒する点ですが、父も相当我慢し、耐えきれずに私を怒っていたのではないかと、今では思います。
父の我慢は目に見えませんが、怒りは見ることができますので、私は目に見える怒りだけをつかまえて、父の事をすぐに怒る人と決めつけておりました。
また、人のことを力づくで押さえつけようとする点ですが、父も人間ですので、やはり多少強引だった部分、不器用だった部分はあるのかも知れません。
しかしながら、いずれにしましても、それは私を思う気持ちの裏返しであり、そんな簡単な事にも、内観をするまでのこの20余年気が付くことが出来ませんでした。
父のことをいつも理不尽な人間だと思っておりましたが、育ててもらっているにも関わらず、不満を述べるばかりで、感謝の一つも示さなかった私の方がよっぽど理不尽であったと、今は思います。
父にも頭を下げ、これまでのお礼とお詫びが言いたいというのが、今の私の素直な気持ちです。
その他にも内観を通じて、謝らなければいけないとずっと解っていたのに、今一つその勇気を持てないでいた方に対して、ようやく謝る決心がつきました。
また、ずっと嫌いだった中学の同級生に会う気持ちが起きたり、大学生の頃にお世話になった方に改めて感謝と反省の念が生じたりしました。
総じて、自分の過去を振り返り、今現在の自分を見つめ直すことが出来ました。
自分の内観がこの1週間で十分に出来たのかと問われれば、「はい」と胸を張って答えられる自信は、正直に言うとありません。しかしながら、今回の経験は、今後の人生に大いに役立てる所存です。
また、私の周りに悩める人があれば、世の中に内観というものがある事を、その人にお伝えしたいです。
最後になりましたが、大山真弘先生、蓮華院の方々、1週間と言う短い間ではございましたが、本当にありがとうございました。
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【坂村真民詩集】
「大和楽の歌」
太鼓たたけば
宇宙が唄う
唄う嬉しさ
草木が伸びて
鳥が飛びくる
花が咲く
神も仏も
一つになって
虹の雲湧く
大海原で
宇宙和楽の
大乾杯
愛する
青いこの星を
悲しまするな
いつの日か
平和の鐘よ
鳴りひびけ
ああ
大宇宙大和楽
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【名 言 集】
心を貪(むさぼ)りから守り、瞋(いか)りから守り、あらゆる悪事から守る人に、まことの安らかさが得られる。(法句経)
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*桜が咲き、新年度が始まりました。初心を忘れずに目標に向かって歩みましょう。(にこにこ和尚)
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