幸福ニュース第649号父への恨み心解消

幸福ニュース(しあわせニュース)第649号2015年6月5日
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「父への恨み心解消!」

内観療法を受ける事に関して、不安と期待の入り混じった気持ちで研修所に入らせて頂きました。

養父に対して、私が53才、養父が80才で死亡するまで内観させて頂きました。

私が1才で実父が死亡し、3才の時に母が再婚しました。その時期、私を抱えて女一人で私を育てるのが大変な時、養父となる方に「子どもがいても構わないから結婚してくれ」と言われ、余り好きではなかった養父と一緒になったそうです。

私が小学校に上がって、母と養父は商売を始めましたが、仕事で嫌な事や思い通りにならなかったりすると、元々ワンマンな気性であった養父が、私になぐるけるの乱暴を働きました。

また、私をかばう母に対しても、なぐるける、髪の毛を引っ張って引きずり回すという様なことをして、それはそれは、恐ろしい光景でした。

色んな事がある中で、内観をして振り返ってみると、私は義理になる父だからと思い、父に甘えもせず、ぶったたかれても泣きもせず、歯を食いしばって我慢していた私に対して、(多分その時は、養父をにらみつけていたに違いありません)可愛らしくなくて、なお一層憎らしく感じていたでしょう。

そして母に対しても、母の心の根底に実父の存在を養父は感じていたのではないでしょうか。

そういう中で、大学まで行かせて頂きましたが、外面がよく対面ばかり気にする父は、何でも私に物を与える事で満足していた様です。

私自身は、進もうとする道をいつも絶たされ、家業を継ぐはめになりました。でも、商売も大変でしたが、面白味も覚えました。

養父が70才で脳梗塞で倒れてからは、私としては、できる限りのお世話は、母と2人でさせて頂いたと自負しております。

しかしながら、父への乱暴な態度や、心臓を突き刺す様な言葉で育った私は、そのトラウマから抜け出せなくて、主人に対しても、つらい思いをさせたのではと感じております。

病床についた養父は、仏様のようにおおらかに優しい人に変わりましたが、養父に関して気付いた事があります。

多分、養父自身が幼少の頃から愛情不足であったのか、何か彼自身がとても辛い思いを抱えて、ひねくれていたか等の思い当たる事がございました。

そして母と再婚しても、根本的に素直になれない孤独な淋しい心だったに違いありません。とても可愛そうな人だったのだろうと感じられました。

そして本当は、私の事が大好きで、とても可愛くて、心から愛していて下さったことに気付かせて頂きました。

内観をさせて頂く事で、長年に渡る養父に対しての恨みや憎しみの気持ちが解き放たれたことを、深く感謝致します。

この部屋から見える青い空、白い雲、小鳥のさえずる声、鳩の鳴き声等々にも感謝の気持ちでいっぱいです。

恨み、憎しみの心を持ち、自分自身が苦しむことは、あろうことか、決して相手様でなく、全ての原因は自分にあった事を内観により気付かせて頂きました。

庭の紅葉の赤い竹とんぼのような種が、まるでこれからの私の様です。生まれ変わったような清清しい新しい自分で生きてゆける気がします。

蓮華院誕生寺にて、素晴らしい内観療法を受けさせて頂けたこのご縁に、全てのものに感謝致します。ありがとうございました。

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