「父との対立」

幸福ニュース(しあわせニュース)第613号  2014年1月19日
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*野球日本代表監督小久保裕紀氏と内観
http://blog.jolls.jp/jasipa/nsd/entry/8562

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2月14日15時~20日15時、蓮華院誕生寺本院
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「父との対立」

1週間の内観体験を終了しました。

私は初め、軽い気持ちでこの内観に参加致しました。父や父の同級生の方が、「内観というものは良いらしい」という話をよくされていたからです。

ただ、同時に徹底して自分を見詰める、自分のインナーサイドを見詰める行為なので、厳しいという評判も聞いておりました。

さて、内観を始めてみて、まずどのような方法で自分の内側を見詰めていくのだろうという疑問を持っておったのですが、一番大事なポイントは、相手の立場にになりきるという事でした。

相手の気持ちや立場から観た自分、そのような視点の変化が非常に重要であると、面接の先生は申しておりました。

私は父と母、特に父を中心に内観していきました。すると、反感を持っていた、父の今までの行為もろもろが、理解できていく、そんな気がしました。

仕事の件で少し父と対立しており、何故、私は父と、特に仕事の件で衝突してしまうのだろう、自分は入社させて頂いて、少ししか経っていないのに------という自分に対するふがいなさをどうにかしたくて、内観に参りました。

2日経った時、一通りの父と母への内観が終わり、私は他に何を内観すれば良いのだろうと疑問になり、大山先生に途中離脱の旨を伝えました。

しかし、先生は、「内観は、4日目あたりから色々と見えてくる人が多いですよ」という励ましを頂き、もう少し頑張ってみようという力を頂きました。

そして、4日目くらいから、確かに何か少し違った感じがしてきました。

あたりがシンという静けさの中、過去の恩を、自分の立場ではなく、その登場人物になりきって自分を観てみる。

私は、そのような想像、イメージの中での視座の変更というものを初めて経験しました。

集中して過去と向き合う。今までの過去の向き合いとは全く異なる、本格的な過去への没入。

記憶というものやイメージの立ち上がり方などの問題も考えさせてくれるような貴重な経験でした。

その夜、私は父と母と家族の夢を見ました。それは少し悲しい気持ちのする夢でした。しかし、私は、「ああ、こういう事なのかなぁ」とまた内観を深めたような気がしました。

今は、父母への憎しみが完全ではありませんが、なくなりました。今ままでは父母のせいにしていましたが、自分の責任だということが解りました。

ここには外人の方も来られるそうで、今回も若い人から年配の人まで色々な人が来ていました。

今、この貴重な体験を出来た内観1週間を無事に終えることが出来て、皆様に感謝しています。

家に戻ってからも日常内観を続け、家族の絆を深めていきたいと思います。ありがとうございました。

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*『「ありがとう」の反対語は「当たり前」???』
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坂村真民詩集】

『 新生の自分 』

しんの変身とは
生きる姿勢を
変えることだ
自分のためばかりに
生きてきた
この身を
他の人のために生きる
姿に変えることだ
醜い虫が
あの美しい蝶になる
あの変身を
じっと見つめて
新生の自分を
作ってゆこう

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【名 言 集】

人は互いに敬愛し、施しあわなければならないのに、わずかな利害のために、互いに憎み争うことだけをしている。しかも、争う気持ちがほんのわずかでも、時の経過に従って、ますます大きく激しくなり、大きな恨みになることを知らない。(無量寿経

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*寒さ暑さも修行かな。(にこにこ和尚)
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